認知症の概要と認知症認定看護師について

高齢者に多く見られる認知症。認知症とは、日常生活に支障が出るような認知機能の低下のことです。アルツハイマー型認知症、血管性認知症などの種類があり、これらはそれぞれ原因が違います。アルツハイマー型認知症は、脳の一部が萎縮することで起きるものです。認知症の中ではもっとも多いとされています。血管性認知症は、脳血管障害によって起きます。脳梗塞や脳出血などはこれに分類されます。認知症は歳をとることでの物忘れに見えることが多いものです。周りの家族や友人も、単なる物忘れだろうと、症状の発見が遅れてしまいます。日常生活での些細なミス、慣れた道での迷子、親しい人の名前を忘れてしまうなどの怪しい症状があれば、すぐに病院へいきましょう。超高齢化が進む日本において、認知症は向き合っていかなければならない病気の一つです。その分、認知症ケアをする、認知症認定看護師の需要が高まってきます。認知症認定看護師とは、認知症の専門知識を持つ看護師のことです。認知症認定看護師になるためには、看護師免許をもっていること、そして実務研修が合わせて5年以上あること、うち3年以上は認知症の分野での実務研修が求められます。認知症は誰もがかかる可能性のある病気であるため、あなたの家族や大切な人がかかる可能性も十分にあります。認知症の症状を知らないことで、しなくてもいい誤解や言い争いを引き起こすこともあります。認知症は理解する心と知識が大切です。認知症について理解を深めるためにも、さまざまな情報を知っておく必要があります。